老人ホーム1

高齢になり、生活に支障が生じてくると一人で暮らすという事は困難になってきます。また、家族がいる場合でも介護が必要になると、家で暮らすということが出来なくなるのです。そこで老人ホームに入るという選択をすることがありますが、大人数が暮らす施設だからこそ、配慮が必要になる部分もあります。

ここでは持ち物に名前を付けるメリットや方法について考えていきましょう。

多くの人がいるから間違わないように

老人ホームには、同年代の似たような状況の人が多く入居することになります。

そのため、暮らしに必要なものなども似たようなものになりがちです。個人で持ち物を準備する場合もありますし、ある程度すべてホームのほうで用意するという場合でも、プライベートな持ち物を持ち込むこともあるでしょう。

そういった場合に、似たような物や同じものについては見分けがつきにくく、自分のものがどれかわからなくなってしまいがちです。共用できるものなら良いですが、自分の思い入れのある物や衛生的に自分だけで使いたいものなども出てきます。

そういった物を他の人のものと混同しないようにするため有効な方法として挙げられるのが、名前を付けるようにすることです。自宅では特に必要が無かったものでも、多くの人と暮らすのだという事を考えそれぞれ名前を付けておきましょう。

これは子供が学校に通う際などに持ち物に名前を書くことと同様に、必須のこととしてとらえていきましょう。施設側から名前を書いておくことを指示されることもありますが、そうでない場合でも自分の持ち物には名前を付けるという事を意識していくようにしたいものです。

工夫をして使いやすく

とにかく多くのものに名前を付けなければならないため、非常に多くの手間がかかります。家族などの関係者にとっては様々な施設入所の準備に加えて手間が増えてしまうことになるので大変ではありますが、老人ホーム入所後の生活をより快適なものにしていくためにもしっかり行っていきましょう。

もちろん入居後に持ち込むものについても同様に随時名前を入れていくことが必要になります。必要なものを持っていく際にはそういった点についてもしっかり考えて配慮をしていくようにしましょう。名前を書くときに、普段使うシーンが多い物や他の人のものと混ざりやすいものなどについては、分かりやすく大きめに名前を入れておくことがおすすめです。

特に見た目に影響がない物であれば目立つように書いておきましょう。高齢になると目が見えにくく、書いてあっても見過ごしてしまう事もありますが、はっきり大きく書かれていれば間違いにくくなります。しかし、外に着る服などデザイン面を考えて大きく名前を入れることが出来ない場合には目立たない場所に書くようにしたり、それとなく目印になるものを付けたりといった配慮をすることも必要です。

書くときには落ちにくいペンを

衣服や物などに名前を付けるというときには、ペンで書くということが多いでしょう。その場合、落ちにくいペンを使用しましょう。名前付け用のペンなどが売っていますが、素材によって使用する物を変える必要が出てくることがあります。

衣服などは洗濯をすることもあるので、布に名前を書くためのペンを用意しておくとよいでしょう。とにかく急いでいるという場合には油性のペンを用意しておくと、多くの素材に名前を入れやすくおすすめです。時間のある時に専用のものを購入しましょう。

通常の水性ペンなどを使うと、すぐに落ちてしまい役割を果たせないという事もあります。いつの間にか消えてしまう事もあるので、時折見直して名前を入れ直すという事も必要になります。老人ホームを訪れる際に名前を書きなおせるようペンを持っていくと、気付いた時に書きやすくて便利です。

素材によっては油性ペンでも落ちやすいことがあるので、まめに見直しておくことが必要です。

簡単に名前を入れるために

名前を付ける持ち物の数が多すぎると、書きいれる作業をするだけでも大変な状況に陥ります。細かいものが多い場合などは特に困ってしまうことが多いでしょう。そういった場合は、名前をシールなどに印刷してくれるサービスを使い、シールの状態になったものを貼るなどして対応する方法もあります。

文字を書くことに抵抗がある方なども、綺麗な印刷文字を入れることが出来るというメリットがあります。水に濡れやすいものなどが多い場合には表面をコーティングしたタイプのシールを選ぶとよいでしょう。また、布地に利用する場合にアイロンプリントを利用するということも出来ます。

手書きではきれいに文字を入れることが難しくても、アイロンプリントなら簡単に綺麗な文字で名前を入れやすいです。こうしたアイロンプリントの形にしてもらえるサービスなども利用してみましょう。また、自分自身でパソコンやプリンターがあれば、専用の用紙を使う事で簡単にシールやアイロンプリントを作ることも出来ます。

そういった物も利用しながら、綺麗に簡単な名前入れをしてみましょう。

様々な工夫をこらして

老人ホーム9

大きく名前を入れられてしまうことに抵抗がある方もいるでしょう。老人ホームに入所するとはいえ、やはり自分自身の尊厳というものを大切にしたいという方も多いものです。そういった方には納得のいくような形で見分けられるような工夫をしてみましょう。

例えば小さな刺繍を入れて目印にしてみたり、好きな色のリボンを縫い付けてみたり、好きなデザインのシールを貼ってみたりという事です。こうしたワンポイントの形であれば抵抗なく利用してくれる高齢者の方も多いのではないでしょうか。

老人ホームで指定がある場合には希望の方法をとることが出来ない場合もあります。入所予定の老人ホームに確認をしておきましょう。特に指定が無いようであれば、本人と相談をして、どのような方法が良いのかを話し合ってみましょう。

ちょっとしたことではありますが、本人の暮らしをより良いものにすることにつながるかもしれません。

快適な暮らしのための一手間

老人ホーム4

老人ホームは高齢者にとって重要な生活の場となります。その暮らしの場を少しでも快適なものとしてもらうために、ぜひ持ち物に名前を付けるというちょっとした手間を惜しまないようにしましょう。書くことに自信が無いときにはシールや目印となるアイテムなどを利用することも可能です。

ホームの決まりなどもしっかり確認をしてください。